大林宣彦監督が肺がんに!妻や娘は?オプジーボや代表作品もリサーチ!

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こんにちは!アラフォーになって健康に気を使いだした管理人です。

がん、怖いですよね。有名人の方もがんでなくなる方が多く、その度に考えさせられます。

特に最近では、乳がんでお亡くなりになられた小林麻央さんについては、日本中が深い悲しみに包まれました。

そんな中、肺がんで「余命3ヶ月」と診断されてなお、活発にお仕事をされて、私たちにメッセージを伝えようとされている方がいらっしゃいます。

「時をかける少女」などでお馴染みの、映画監督の大林宣彦さんです。

今回は大林宣彦さんにフォーカスしたいと思います。

※2017年8月、大林監督同様、日本のエンターテイメントの歴史を作ってきた脚本家である山田太一さんが脳出血を患っていたことが明らかになりました。参考までにご紹介しておきます。

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肺がんと黒澤明監督の「未来の映画人への遺言」

大林宣彦さんに肺がんが発見されたのは、2016年の8月のことでした。

その後もがんは進行し続け、ステージ4で余命3ヶ月と言われていました。

ですがその後も闘病生活を続け、がん判明前から予定していた通り、映画を1本撮影してしまいます。(凄い!)

2017年6月11日には、国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2017(SSFF&ASIA 2017)」の授賞式にも出席し、元気なお姿を見せてくださいます。

その場では、映画祭としては異例の30分に渡るスピーチをされ、あの黒澤明監督から託されたというメッセージを披露されました。

それは「未来の映画人への遺言」というもので、「映画を通して、世界中を平和にしていこう」という非常に志の大きなものでした。

余命3ヶ月と言われている大林宣彦監督から、映画祭に集まった若い世代の映画人への素晴らしいメッセージでした。

ハジメテトピックスでは以前、河瀬直美監督を紹介したことがありましたが、ぜひ後世の監督に引き継がれていって欲しいですね。

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佐賀県唐津市で「花筐(はなかたみ)」を撮影

2017年6月3日には、最新作である映画「花筐(はなかたみ)」の地元関係者向け試写会を佐賀県唐津市で行いました。

クランクインのタイミングとほぼ同時に、肺がんによる余命3ヶ月の宣告を受けた大林宣彦監督ですが、「いつも通り命がけで映画制作を行った。映画は遺書のつもりでもある。今現在の段階での映画人生の一つの集大成ができた」と語っています。

映画「花筐(はなかたみ)」は日米戦争回線直前を舞台とした、平和の尊さが込められた物語です。

こちらもやはり、黒澤明監督の「未来の映画人への遺言」とリンクしていますね。

公開予定ですが、2017年12月上旬に佐賀県唐津で先行上映会、12月中旬から東京・有楽町スバル座を皮切りにし、その後全国で上映される予定です。

妻や娘は?

あまりにも偉大な映画監督である大林宣彦さんですが、実は奥様や娘さんも有名な方です。

奥様である大林恭子さんは、映画プロデューサーです。

大林宣彦監督のほとんどの代表作で制作に関わっています。

1939年生まれということ以外の情報はほとんど公開されておりません。

そして娘さん、長女にあたる大林千茱萸(ちぐみ)さんも父と同じく映画監督であり、「映画感想家」と名乗られて執筆活動もされています。

映画監督としては2014年に「100年ごはん」という作品を公開されています。

また、大林監督の劇場用映画のデビュー作である「HOUSE ハウス」の原案を、なんと当時12歳だった大林千茱萸さんが担当されています。(凄すぎますね!)

そして、大林千茱萸さんのもう1つの顔が、「ホットサンド倶楽部」の部長としての活動です。

食べ物全般が大好きな大林千茱萸さん。

その中でも、昔の喫茶店でよく食べていたホットサンド熱が再燃した2011年にfacebook上でホットサンド倶楽部を立ち上げたところ、世界中のホットサンド好きが集まり、盛り上がっていったそうです。

そして、2014年にはホットサンドレシピ100という本を出版するに至りました。

確かにホットサンド、懐かしいですし、たまに食べたくなりますね。

また、大林千茱萸さんの夫は漫画家の森泉岳土さんです。

コミックビームなどの若干サブカルチャー寄りな雑誌に掲載される漫画家さんですね。

うーん、、、登場人物の文化レベルが高いですね。(笑)

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オプジーボとは?

余命3ヶ月と診断された大林監督が「抗がん剤が非常に効果があった」と語っていますが、一体どんな抗がん剤なのでしょうか。

がんで苦しむ方は多いですから、ぜひ知りたいところではあります。

もちろん、はっきりとした薬の名前は公開されていませんが、「これではないか?」と噂されているものはあります。

それが、超高額の抗がん剤として知られているオプジーボ(一般名「ニボルマブ」)です。

一体オプジーボとはどんなものなのでしょうか。

がん免疫療法の治療薬であるオプジーボは日本の製薬メーカーである小野薬品工業が発売している薬で、京都大学名誉教授の本庶佑(ほんじょ たすく)さんが開発を牽引しました。

2017年の2月に半額まで引き下げられましたが、それまでの公定価格(薬価)は、なんと100ミリグラムで約73万円。。。

効果が出るように処方しようとすると、患者1人の月額薬剤費は約290万円となり、年間ならその12倍の約3500万円にもなる計算でした。

2017年8月現在では半額になったとはいえ、まだ年間薬剤費は約1750万円ですので、一般的とは言いがたい状態ですね。

オブジーポの効果はあのノーベル賞の山中伸弥教授も注目しています。

ペニシリンのおかげで感染症が減ったように、オブジーポががん治療の新たな光となるのでは、とまで評しています。

詳しい説明は、間違いがあるといけませんので概要のみとさせていただきますが、

まず、京都大学名誉教授の本庶佑(ほんじょ たすく)さんはPD-1という分子を発見します。

PD-1は、人間が元々持っている免疫細胞の働きである「がん細胞を攻撃する力」を抑えてしまう働きをしていました。(免疫チェックポイント分子と呼びます)

つまり、簡略化してお伝えすると、PD-1が増えるとがんになりやすくなり、PD-1を抑えればがんを抑えることができる、ということです。

このPD-1を発見したことが非常に大きい、と山中伸弥教授も評価しているわけです。

そして、このPD-1を抑えて、がん細胞を攻撃する免疫細胞を再活性化させるようにするのがオプジーポ(抗PD-1抗体)なのです。

近年流行している抗がん剤としては「分子標的薬」というものもありますが、こちらは特定のがん細胞の増殖に関わる分子にのみ働きかけるものでした。

ですが、オプジーポのような免疫細胞の方に作用する治療でしたら、どんな種類のがんだろうが治療に効果的だと考えられていました。

とうとうそれが実現した、ということですね。

稀少性が高く、また効き目がある方の割合も2、3割程度と、まだまだ課題もありますが、がんが撲滅される日もそう遠くないのかもしれません。

代表作品である尾道三部作

話を大林宣彦監督に戻して、、、最後に偉大なる映画監督である大林宣彦さんの代表作である尾道三部作についてご紹介します。

尾道三部作とは、大林宣彦監督の出身地である広島県尾道市を舞台に撮影した3つの映画作品のことです。

さらに、後に同じように尾道を舞台にした作品が同じく3つ作られましたので、これを「新尾道三部作」と呼ぶこともあります。

また、当然ですが映画公開当初はまだ「尾道三部作」とは呼ばれておらず、「転校生」、「時をかける少女」の後の「さびしんぼう」が発表されたことで、これらの3本が尾道三部作と言われるようになりました。

「さびしんぼう」公開時のポスターには、「尾道三部作 完結編」と記されていましたので、制作側もそのようにして売り出していたことが分かりますね。

■尾道三部作:

  • 転校生(1982年)
  • 時をかける少女(1983年)
  • さびしんぼう(1985年)

■新尾道三部作

  • ふたり(1991年)
  • あした(1995年)
  • あの、夏の日(1999年)

映画の意味や平和の重要さ、そして今後の医療についてなど、様々なことを投げ掛け続けてくれる大林宣彦監督。

ハジメテトピックスでは、これからもその活躍を応援し続けていきます!

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