沼田真佑(芥川賞)の出身大学と高校について!経歴は?妻と子供もチェック!

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こんにちは。管理人の妻です。

本日(2017年7月19日)第157回芥川賞が発表され、沼田真佑(しんすけ)さんの「影裏」が見事受賞されました!

おめでとうございます!

この記事は芥川賞候補に選ばれた時点で書いた記事に追記しています。

少し時系列が前後していますが、安心して読んで頂いて大丈夫です。

他の候補者の記事はこちらです。

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今回は沼田真佑さんの出身大学と高校、経歴や妻と子供についてや、芥川賞受賞作品「影裏」についても調べてみました!

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出身大学と高校について

※2019.01.28 Update

沼田真佑(しんすけ)さんの出身大学と高校ですが、大学は九州福岡県福岡市の西南学院大学という私立大学の出身です。

出身高校については、私立の福岡大学付属大濠高校だという情報を読者様からいただきました!

大学は高校の系列である福岡大学(私立)には進学せずに、偏差値が高く、明るい校風に憧れて、西南学院大学に進学したそうです。

西南学院大学は多くの文化人が卒業生にいます。

2012年に直木賞を受賞された葉室麟さんもそうですが、他にも有名人・著名人を輩出していることで有名です。

こちらは卒業生のほんの一部の方々です。

・東山彰良(直木賞受賞作家)

・中牟田俊男(海援隊メンバー)

・井上公造(芸能リポーター)

・原田康(ゼンリン元社長)

・井手隆司(スカイマーク元代表取締役会長)

・樋口富雄(東京海上ホールディングス相談役)

・芳井順一(元ツムラ社長)

・永野紀吉(元ジャスダック最高顧問)

このほか、九州内のTV・ラジオのアナウンサーなども多く卒業生にいました。

学部によって差はあるでしょうが、2017年度の偏差値は51~60辺りでした。

九州だと九大のイメージが先行しがちですが、西南学院大も中々レベルの高い大学なんですね。

経歴は?

第157回芥川賞候補の沼田真佑さんですが、驚くほどその情報は公表されていません。

分かる範囲の経歴がこちらです。

沼田さんは昭和53年生まれ、今年で39歳になります。

北海道小樽市の生まれです。

お父様の仕事の関係で、横浜や千葉などで小学校時代は過ごされたそうです。

その後33歳位までは福岡市の博多で過ごしていたそうです。

その頃のことをインタビューでこの様に話されています。

「自然に触れる機会がなく、心のどこかで抜け出したいと思っていた。

都会での生活がアイデンティティーに影響を与えた」

(毎日新聞ニュースより引用)

先述した西南学院大卒業後は福岡市で塾講師を務めました。

一番最近の情報では、2017年文芸春秋主催の第122回文学界新人賞を「影裏」で受賞しています。

受賞作は「文学界」5月号に掲載されました。

賞金は、定かではありませんが調べたところ50万円位だそうです。

文学界新人賞受賞後の芥川賞受賞なんですね!

芥川賞候補に選ばれた後も、SNSなどにも他に情報が全く出ていないので、よほど人付き合いをされていないか、情報を制限されているか・・・どちらなのでしょう。

ちなみに福岡市内で塾講師を務めていたということでちょっと調べてみました。

西南学院大学(西新キャンパス)周辺の塾講師アルバイトだと、

・東京個別指導学院 西新・藤崎教室(ベネッセグループの個別指導塾)

・九大進学ゼミ 藤崎校

などがありました。

推測ですが、学生時代からアルバイトなどで塾講師をやっていて、大学卒業後そのまま就職しつつ作家を目指した、という流れもあったかもしれません。

2011年、東日本大震災で津波が街を飲み込む映像を見て、衝撃を受けたそうです。

その後、盛岡出身のお父様が家を建てたのをきっかけに盛岡に転居されています。

芥川賞受賞作「影裏」が東日本大震災を取り上げていることから、盛岡の町並みを散策しながら創作活動に繋げていったのかもしれませんね。

現在の塾も判明!

2012年から岩手県盛岡市に移住した沼田さんですが、現在の勤務先の塾も判明しています。

その塾は、岩手県盛岡市にある「進学塾 作人(さくじんかん)」の盛岡教室です。

この作人舘という塾は岩手県内に6校の教室を構えており、岩手県の会社「株式会社白ゆり」という会社が運営しています。

作人舘教室長のコラムにも、沼田さんの事がこのように書かれていました。

はじめての室長コラムの内容が、勉強についてではなく芥川賞の話になるとは夢にも思いませんでした。

作人舘の講師、沼田真佑先生が第157回芥川賞を受賞なさいました。

本当におめでとうございます!

沼田先生は、作人舘に勤め始めたときからすでに物書きになりたいとおっしゃっていましたので、

先生の夢が叶ってとてもうれしいです。

執筆活動でお忙しいときもあったと思いますが、作人舘での仕事ぶりには変わりがなく、

熱心なご指導をいただきました。

身近な人が大きな夢を叶え、生徒にとっても大変励みになったと思います。

お祝いの言葉を寄せてくださった方々、インタビューに答えてくださった生徒の皆様、

本当にありがとうございました。

沼田先生の分まで頑張りますので、早く戻ってきてくださいね(笑)

(作人舘 教室長コラムより引用)

コラムからは心からの喜びとお祝い、また沼田さんが執筆活動をしながらも塾講師としての仕事も熱心に指導されていたことが伺えます。

芥川賞作家に塾で教えてもらえるなんて、子供たちにとっても、とてもいい経験ですよね!

地域密着型の、執筆活動も応援してくれるような職場環境や生徒さんたちとの交流も、作風によい影響を与えたかもしれません。

沼田さんの芥川賞受賞で、現在は入塾希望者が増えたかもしれません。

ただ、「早く戻ってきてくださいね」とのことなので、忙しくて中々勤務に戻れてない可能性はありそうですね(笑)

沼田さんが勤務する「進学塾 作人舘(さくじんかん)」の盛岡教室ですが、連絡先はこちらです。

HPを見たら、無料体験授業や、夏の通い合宿、オンライン授業など面白い取り組みをされていたので気になる方は是非チェックしてみて下さいね!

住所:岩手県盛岡市梨木町4-40

電話番号:019-612-1119

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妻と子供もチェック!

第157回芥川賞候補の沼田真佑さんの妻と子供についてですが、こちらについても確かな情報が得られませんでした・・・。

ただ、今年39歳ということで奥さんやお子さんがいても全く不思議ではないですね。

今後、情報が分かり次第こちらでも更新していきます。

「影裏(えいり)」で第157回芥川賞受賞!

2017年7月19日に芥川賞が発表され、沼田真佑さんは「影裏」という作品で芥川賞を受賞されました!

本当におめでとうございます!!!

「影裏(えいり)」の全文が掲載されている文學界2017年5月号


また、沼田さんの他には今村夏子さんの「星の子」、温又柔さんの「真ん中の子供たち」、古川真人さんの「四時過ぎの船」が候補作となっていました。

沼田さんの「影裏」ですが、30ページに満たない作品でありながらも読み応えがある、など様々な書評を得ています。

作品自体は、3ヶ月〜半年で書き上げたそうです!

「影裏」のあらすじ

「影裏」は、恋人と別れ、東京から岩手に異動した男性会社員の物語です。

東日本大震災をきっかけに友人との関係や、心の揺れ、豊かな自然が描写されていきます。

西日本新聞朝刊には批評家佐々木敦さんのこのような書評が掲載されていました。

文学界新人賞受賞作の沼田真佑(しんすけ)「影裏(えいり)」(「文学界」5月号)が、思いのほか読み応えのある秀作だった。

医薬品を扱う企業の岩手支店に勤める30過ぎの男性である「わたし」が、もとは同じ職場で、たびたび2人で釣りに出かけたりするほど親しかったのに、先方が転職して以後はあるきっかけから疎遠になっていった男が、どうやら思っていたのとはかなり異なる人間性を持っていたということを、東日本大震災をきっかけに知ることになる、という話だが、新人にしては相当に達者な文章で綴(つづ)られる清冽(せいれつ)な風景と魅力的な釣りの描写に気を取られていると、「わたし」の以前の恋人が性同一性障害者の元男性であることが極めてさりげなく述べられたり、日浅というその友人の悪しき「正体」を語る実の父親が披露するエピソードが、一体どういうことなのかさっぱりわからないものだったり、そもそも「わたし」が日浅に抱く感情がどのような類いのものなのかも定かではなくなってきて、この小説は読み進むほどにさまざまな引っかかりを生じさせ、意外なまでの深みと広がりを獲得してゆく。

選考委員の何人もが選評で触れている「そもそもこの日浅という男は、それがどういう種類のものごとであれ、何か大きなものの崩壊に脆(もろ)く感動しやすくできていた」という実に印象的な一文も、その意味するところはひと通りではない。

派手さは皆無だが、行間を読ませる術に長(た)けている。遅れてきた「ポスト3・11小説」としての佇(たたず)まいも慎(つつ)ましく、かつ大胆である。第2作が楽しみだ。

受賞後のコメント

芥川賞受賞発表後、第157回芥川賞・直木賞の会見が開かれました。

芥川賞は沼田真佑さんの「影裏」、直木賞は佐藤正午(さとうしょうご)さんの「月の満ち欠け」という作品が受賞されました。

沼田さんは会見場に、佐藤さんは電話での質疑応答という会見スタイルでした。

初めて動く沼田さんを拝見しましたが、とっても緊張なさってる様でした。

あんなにフラッシュがたかれ、全国の人が見守っている会見で緊張しないわけがないですよね。

受賞の感想を問われると、

「一本しか書いてないのに・・・一本しかジーンズを持ってないのにベストジーニストに選ばれた様な感じです。」

とコメントされて、会場を沸かせていました!

物静かな印象を受けましたが、一方でとってもユーモアのある方の様です。

一本しか書いてないのに受賞した、という事にご本人が一番驚かれていた様ですね。

芥川賞の賞金

受賞会見場に設置されていたパネルに、受賞賞金等が書かれていたので気になって調べてしまいました。

ちょっと下世話ですが、正直気になっちゃいますよね!(笑)

芥川賞・直木賞共に、正賞は『懐中時計』副賞は『100万円』だそうです!

なぜ懐中時計が正賞なのか?と思いましたが、芥川龍之介が懐中時計を好んで着けていた事に由来している様です。

また、芥川賞制定時には懐中時計が高級品だったそうです。

一般人が持つ事が出来ない高価なものとして、正賞品に指定されたんですね。

この懐中時計、今まで様々なメーカーによって作られている様です。

主なメーカーは、ロンジン、オメガ、セイコークオーツなどです。

もちろん特注だとは思うので一般的な懐中時計よりは高級なものでしょうね。

副賞の方に目が行きがちになりますが、今回贈られる懐中時計もぜひ見てみたいですね!

芥川賞を受賞されて、受賞作「影裏」はもちろんのこと、次回作にも期待が集まりそうですね!

受賞後の活躍がとっても楽しみです!!

ハジメテトピックスは、沼田真佑さんと芥川賞受賞作「影裏」をこれからも全力で応援していきます!!

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コメント

  1. 太郎 より:

    高校は福岡大学付属大濠高校(私立)です。
    大学は系列の福岡大学(私立)に進学せず偏差値が高く明るい校風に憧れて西南学院大学に進学したそうです。

    西南学院大学卒業生には2012年に直木賞を受賞した葉室麟さんがいます。

    • ハジメテ より:

      太郎様
      コメントありがとうございます!
      早速記事に反映させていただきますね。

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