この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。
こんにちは!昔の怪事件とか迷宮入りの事件とか、その類が大好きな管理人です。
今回ご紹介するのは、戦後初の女性死刑囚として有名な小林カウさんです。
昔の表記ですので、カウは実際の発音では「コウ」ですね。
柴咲コウを柴咲カウと表記する、みたいな感じですか。(笑)
小林カウさんは死刑囚ですので、やはりそれなりの事件を起こしています。
かなり特殊な生き様で、どうしても興味をそそられてしまいますね。。。
今回はそんな小林カウさんについて、ご紹介します。
小林カウの夫は?
「ホテル日本閣事件」の主犯として逮捕された小林カウ。
どんな事件なのか、簡単にお伝えしておきます。
1960年から61年にかけて、栃木県の塩原温泉郷にあるホテル日本閣の経営者である生方鎌助さん(当時53歳)と、その妻であるウメさん(当時49歳)が失踪するという事件が起きました。
まもなく、2人を殺して埋めたとして、ホテル日本閣を共同経営していた小林カウと雑役の大貫光吉が逮捕されます。
この事件で逮捕された後、小林カウさんは前の夫を毒殺したことも自白し、1970年に死刑が執行されました。
先ほどもお伝えした通り、女性の中では戦後初の死刑執行者ということで、歴史に名を刻んでいます。
小林カウは21歳の時に6つ年上の小林秀之助さんと結婚していました。
小林秀之助さんは埼玉県熊谷市で自転車屋を営んでいましたが、丁度その頃に戦争が始まり、徴兵を受けて戦地へと駆り出されました。
しかし、しばらくすると体を壊して戦地から帰ってきます。
そして、戦後は夫婦で自転車屋を再開したそうです。
一見幸せそうに見えますが、実は、長い期間小林カウには浮気をされていました。
しかし、咎める事も出来ず、見てみぬふりをする悲しい結婚生活を送っていました。
更には、浮気相手と一緒になりたいと思った小林カウの手によって毒殺されています。
その事実はもみ消され、後々明るみに出るまでは死因は「脳溢血」として扱われていたようです。
小林カウの息子や娘は?
小林カウは1930年に小林秀之助さんと結婚し、よく年である31年には長男が生まれています。
しかし、長男は健康に恵まれず17歳で亡くなってしまいました。
長男が生まれたよく年の32年には長女が生まれました。
しかし、小林カウとは不仲が続き、いつしか音信不通となってしまったようです。
長男は亡くなり、長女は音信不通。これによって、小林カウの子孫については一切の情報が残っていませんでした。
自分がお腹を痛めて産んだ子供と音信不通とは、、、さすが小林カウさんだなという思いもあります。
小林カウの名言
小林カウは、逮捕後にいくつかの名言を残したとされています。
今回は代表的なものを3つご紹介します。
死刑だけはかんにんしてね
一見、普通の言葉のように聞こえますが、実はこの発言は、逮捕後に聴取を取っていた男性に向かって、誘惑するように言い放った言葉です。
色事の好きだった小林カウだからこその発言ですね。
聴取をしていた男性を小林カウさんの魅力で手懐けて、逃げる機会を作ろうとしているようにも思えます。
さすがですね。。。
捕まったという事は、事業に失敗したのと同じだと思います
殺人も事業も、上手くいくかいかないかの勝負。
そう捉えていたようです。
私たちのような普通の人間には少し理解に苦しむ発言のように感じます。
もはや小林カウさんにとっては、殺人もお仕事のような感覚だったのでしょうか。
長い間お世話になりました。思い残す事も言い残す事もありません
死刑直前に最期の言葉として残したと言われています。
すでに紹介した2つに比べると、かなりおとなしくなったように感じられます。
死刑囚として塀の中で生活する間に、少しはその心境にも変化が生まれたのかもしれません。
諦めというか、悟りのようなものを感じますね。
おじやとは?
小林カウさんについて検索エンジンなどで調べていると、「小林カウ おじや」というキーワードが表示されることが多々あります。
「なんだそりゃ」と思いますが、実はこの言葉には死刑囚・小林カウならではの異端エピソードが隠されているんです。
小林カウの浮気相手だった、中村又一郎さん。
中村さんにとって小林カウはただの遊び相手だったようで、生涯を連れ添う気はなかったと言われています。
それでもしつこく食い下がる小林カウに嫌気が差し、ある日酒におぼれて嘔吐してしまいました。
次の日、朝食として小林カウさんが出したのが「おじや」でした。
しかし、中村さんがそのおじやをよく注意して見てみると、それは昨晩中村さんが出した吐しゃ物をかき集めたものだったそうです。
当然中村さんは激怒したそうですが、その目の前で小林カウはその「おじや」を平気な顔をして食べきったそうです。
ううう。気持ち悪くなってきました。。。
想像しただけでもゾッとする話ですね。
まさに、昭和の怪人といった感のある小林カウさん。
いつもならハジメテトピックスでは紹介した方を全力で応援するのですが、さすがに今回は応援する気になりませんでした。(当たり前か)
コメント