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こんにちは。連日大雨で洗濯物が乾かなくて困っている宮崎在住管理人の妻です。
雨で外出も億劫になると、家の中でのんびり読書でもしたくなりますよね。
私は個人的に作家さん個人の日々の生活や、そこから生まれた想いが綴られているエッセイなどが大好きです。
女性作家さんだと、なおさら興味がわいてすぐ読みたくなってしまいます。
そんな中、最近気になる女性作家さんがいます。
お名前は、温 又柔(おん ゆうじゅう)さんといいます。
台湾籍を持ちながら日本で育ち、日本で活動されている小説家です。
2017年6月20日に芥川賞候補が発表されましたが、温さんはその候補者の一人としても選ばれました。
他の候補者に関する記事はこちらです。
今回はそんな温 又柔さんの学歴や出身大学と高校、夫と子供について、さらに2017年芥川賞についてもリサーチしました!
学歴(出身大学と高校)は?
温 又柔(おん ゆうじゅう、Wen Yourou)さんは 1980年の5月14日生まれです。現在37歳ですね。
台湾籍を持ちながら日本在住で小説家として活動されています。
台湾の台北市に生まれ、3歳から日本に住むことになります。
両親はともに台湾人で、家庭の中では、日本語、台湾語、中国語が常に飛び交っていたそうです。
その後、東京都立飛鳥高等学校飛鳥高校第一期生として卒業し、2003年に法政大学国際文化学部を卒業されています。
ちなみに法政大学国際文化学部は、女優の前田亜季さんや日本テレビアナウンサーの久野静香さんも卒業されています。
法政大学国際文化学部の偏差値は60~65くらいだそうです。温さんはかなり頭の良い方のようです。
2006年には同大学院の国際文化専攻修士課程を修了されています。
2009年に「好去好来歌」という作品が第33回すばる文学賞佳作に選ばれ、作家デビューしています。
2011年1月に「来福の家」という作品を集英社より刊行しています。
2015年には「台湾生まれ 日本語育ち」を出版し、2016年にはこの作品で第64回日本エッセイストクラブ賞を受賞しています。
そして2017年、すばる4月号に発表した「真ん中の子どもたち」という作品で第157回芥川賞候補になりました。
温さんは大学時代から、「何かを文章で表現したい!」と思うようになり小説家を目指したそうです。
大学時代に経験した上海留学では出身地である台湾と上海では、同じ中国語でもニュアンスや使用漢字が違ったそうで、このことが中国語の多様性や、中国語、中国社会、華人文化に興味を持つきっかけとなりました。
また大学院では師であるリービ英雄先生のゼミがきっかけで、自身のルーツである台湾についての小説を書いてみたいと思うようになったそうです。
幼いころからの特殊な家庭環境と、大学や大学院時代の貴重な経験が、今の温さん独自の作風を生み出しているんですね。
夫と子供も紹介!
第157回芥川賞の候補者である温 又柔さんですが、夫や子供はいらっしゃるのでしょうか?
出身大学である法政大学のインタビューの写真に「司ゼミで知り合い結婚した小平裕介氏」という記述がありました。
法政大学の名誉教授である司修教授のゼミで出会われた小平祐介さんという方とご結婚されているようです。
この小平さんという方、残念ながら職業など最近の情報は分かりませんでしたが、とっても優しそうな雰囲気の方でとてもお似合いのお二人でした。
お子さんがいるのかも残念ながら不明ですが、私と同世代ですので居ても不思議ではないですね。
作家さんやアーティストの方はよく出産などを経て人生観が変わることで作風が変わる、ということもあるようなので、今後もしかしたらそういうこともあるかもしれませんね。
「真ん中の子どもたち」で芥川賞候補に!
2017年6月20日に芥川賞候補が発表され、温又柔さんは「真ん中の子どもたち」という作品でノミネートされました。
この作品は、日本人の父親と台湾人の母親のもと、日本で生まれ育った十九歳の天原(てぃえんゆぇん)琴子の漢語学院での日々を通して、日本、台湾、中国という三つの国の言語とアイデンティティーが絡まりあった姿を描いた作品だそうです。
また、温又柔さんの他には今村夏子さんの「星の子」、沼田真佑さんの「影裏」、古川真人さんの「四時過ぎの船」が候補作となっています。
温さんは候補として選ばれた喜びを自身のtwitterでこのように述べています。
すばる4月号に発表させてもらった「真ん中の子どもたち」が芥川賞の候補作の一つに選出されました。ビックリ。
日本文学振興会のご決断に胸をふるわせ、勇気づけられました。
ノミネートされたことによって、冒頭に引用したミンハのことばだけでも、こんなよのなかだし、もっともっと知られるといいなと切に思ってます。
そしてそして、今朝からこのニュースを我がごとのように、喜んでくださっている親愛なるみなみなさま。
ありがとう。うれしい。すごくうれしい。
どうかみなさま、わたしが、とるかもしれないヒトから、とらなかったヒトになるまでの、この一ヶ月を、充分楽しんでください。
断言します。とったヒトになってもならなくても、これからもわたしは、わたしが書かなければきっとだれも書こうとしないであろうことを、ひたすら書き続ける。
今まで通りにね!
第157回芥川賞の選考会は2017年7月19日の17時から、東京築地の料亭新喜楽で開催されるそうです。
私も選考会までに温又柔さんの今までの作品を読み返そうと思います!
芥川賞、結果が楽しみですね!!
ハジメテトピックスは、温又柔さんをこれからも全力で応援していきます!!