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こんにちは!元野球少年(桑田清原KKコンビ世代)の管理人です。
夏ですね。夏といえば新日本プロレスのG1クライマックス!と言いたいところですが(内藤哲也優勝おめでとう!)、やっぱり甲子園ですよね。
以前、本ブログでは管理人の地元、宮崎県の聖心ウルスラ学園と、その初戦の対戦相手であった早稲田佐賀高校について書かせていただきました。
また、聖心ウルスラ学園の初戦で貴重な先制点を取るなど大活躍の上村奎仁選手の記事はこちらです。
こうなると、聖心ウルスラ学園の2回戦の相手、福島の聖光学院についても俄然気になってきました。。。
ということで、今回は福島県の聖光学院野球部についてご紹介します!
甲子園初戦のおかやま山陽戦をプレイバック
聖光学院の初戦は8月10日に行われ、相手は今大会が初出場である、岡山県のおかやま山陽でした。
成功学園の右の3年生エースである斎藤郁也投手が習得したばかりのチェンジアップや得意のスライダーで12脱三振を記録し、6-0で完封しました。
斎藤郁也投手は以下のように語っています。
「大会初完封はうれしい。調子が悪かったなりに修正できた。完封は特に意識してなかった。去年は自分のことで精いっぱいだったけど、今年は周りを見る余裕がある。100点じゃないけど、80点はつけたい」
調子が悪くて完封ですからね。。。これはかなり恐ろしいです。
元々、最速143キロの直球を投げられる斎藤郁也投手にチェンジアップが加わり、かなり厄介な投手になった印象です。
この辺りは、監督など指導者が優れているなと感じます。
聖心ウルスラ学園はこのエース斎藤郁也投手を攻略できるのか、そこが鍵となりますね。
主力メンバーや特徴を紹介!
エース斎藤郁也投手以外にも、守備や打撃も強い選手が揃っている聖光学院の主力メンバーやチームの特徴をご紹介します。
まず打撃から見ていくと、予選である第99回全国高校野球選手権、福島大会でのチーム打率は3割8分7厘と高打率です。
なんと、準々決勝以外の5試合で2桁の安打を記録しており、また甲子園初戦のおかやま山陽戦でも6点をあげておりますので、かなり打線が機能している印象です。
その中でも注目の選手が3年生の柳沼楽人選手。
なんと、打率は5割5分6厘で7打点と、打率、打点ともに聖光学院内でトップです。
福島大会決勝では9回1死から二塁打を放ち、サヨナラのホームも踏んでいます。
また、唯一の2年生でベンチ入りしている矢吹栄希選手も、なんと出塁率が5割を超えています。
こういう打者がいるので、高い得点率が維持できているのですね。
また、本塁打については3年生の瀬川航騎選手の1本のみではありますが、注目すべきは三振の数で、6試合で11しかありません。
次に、投手について見ていくと、投手陣では先ほどお伝えした3年生の斎藤郁也選手の他にも3名が揃っています。
全て3年生で、前田秀紀選手、平野サビィ選手、堀田陸斗選手と、斎藤郁也選手の4枚看板と厚みがあります。
甲子園初戦を完封した斎藤郁也選手の福島大会の成績は、計17回を投げて20三振とさすがのピッチングです。
また、福島大会決勝で完投した前田秀紀選手は、5試合で計20回、3分の2を投げ、四死球0と素晴らしい制球力が持ち味です。
最後に守備を見ていきます。
特徴としては、外野に足が速く、強肩の選手がそろっていることです。
福島大会では失策が3つですが、決勝では2度追い付かれる展開を堅い守りで支え、逆転を許しませんでした。
甲子園初戦のおかやま山陽戦でも0点に抑えていますので、守りの堅さも実証済みです。
投打にバランスのとれた、非常に良いチームであることが分かりますね。
監督は名将、斎藤智也
聖光学院野球部の監督は斎藤智也(さいとうともや)さんです。
生年月日は1963年6月1日。
ご出身は福島県福島市出身です。
学歴は、福島県立福島高等学校から、仙台大学を卒業されました。
ご職業は、聖光学院高等学校保健体育科教諭で、同校の野球部の監督をされています。
福島高校時代は投手兼外野手として活躍されていました。
現在、埼玉西武ライオンズのスカウトをされている鈴木哲さんが同期です。
初めて聖光学院の野球部に携わったのは、1987年。
聖光学院高等学校に教諭として着任し、野球部部長に就任します。
そして、1999年9月には聖光学院野球部の監督に就任されました。
初の甲子園出場は2001年の夏でした。
ご自身の野球人生の中で、かつて現役時代に在籍していた聖光学院野球部員としても、また監督としても春夏を通じて初の甲子園出場を果たされます。
その後もご活躍を続けられ、なんと2011年には第9回AAAアジア野球選手権大会日本代表のコーチにも就任されます。
信念やモットーは「不動心、一燈照隅、下剋上、すべての事を受け入れられる広い心を養うことによって、人や物に感謝できる選手の育成」です。
また、指導上の留意点は、「意識の高揚とその維持、チームの連帯感、一体感」を挙げられています。
やはり一流の指導者はしっかりとしたビジョンや信念をお持ちだなと感じました。
偏差値は?
最後に、聖光学院自体についてや、その偏差値についてご報告します。
正式名称は聖光学院高等学校(せいこうがくいんこうとうがっこう)です。
第一校舎が福島県伊達市し、第二校舎は伊達郡桑折町にあります。
甲子園2回戦でぶつかる延岡聖心ウルスラ学園と同じく、キリスト主義の私立高等学校です。
学科は工業科と普通科があります。
普通科の中には大学を目指す「進学コース」と「福祉コース」の3つがあります。
工業系学科には「機械科」、「電気科」、「情報電子科」があります。
部活動においては、今回取り上げた硬式野球部の活躍が特に有名ですが、他にも女子バレーボール部とサッカー部が強化指定部になっています。
文化部では、全国的にも珍しい男子が多く活躍するハンドベル部が全国フェスティバルに出場しています。
気になる偏差値は「42〜43」あたりということで、福島県内では119位 / 220件中、福島県内の私立高校では25位 / 44件中、全国で見ると6175位 / 10,204件中ということで、ちょうど真ん中あたりといったところでしょうか。
宮崎県民の管理人としては延岡ウルスラ学園を応援したいところですが、聖光学院はかなりの強豪校です。
かなり厳しい戦いが予想されるのかな、と思います。
もちろん勝つことが大事ではありますが、勝っても負けても悔いのない試合になって欲しいなと思う管理人でした!
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