この記事を読むのに必要な時間は約 11 分です。
こんにちは!管理人の妻です。
2017年8月8日より、第99回夏の高校野球選手権大会が開幕しました!
当初は8月7日開幕予定でしたが、台風5号による影響で一日順延となりました。
今回は甲子園初出場となる佐賀県の早稲田佐賀高校野球部にフォーカスします!
この早稲田佐賀高校ですが、我が地元宮崎県代表聖心ウルスラ学園の初回の対戦相手でもあります。
聖心ウルスラ学園については以前こちらで詳しく書いています。
聖心ウルスラ学園の2回戦の相手である福島聖光学院に関する記事はこちらです。
初出場ということで甲子園での実力が未知数な早稲田佐賀、どんな試合になるか楽しみです!
そこで今回は早稲田佐賀高校野球部が甲子園出場についてと、メンバーや監督と偏差値なども紹介します!
早稲田佐賀高校野球部が甲子園に!
早稲田佐賀高校について少しご紹介します。
早稲田佐賀は、「唐津の早稲田」とも呼ばれる、佐賀県唐津市内にある中高一貫校の私立校です。
唐津城を見上げる位置にあり、且つ目の前には一面海が広がっているとても素敵な立地です。
早稲田大学創立者である大隈重信の生誕の地が佐賀であることから、佐賀の唐津に開設したということです。
大隈重信は郷土を代表する”佐賀七賢人”の一人として一番に名が挙がる偉人です。
“グローバルリーダーの育成”を目標に揚げ、WASEDAスピリッツを持った人材を多く育てようと唐津に2010年に中高一貫校である『早稲田佐賀中学校・高等学校』を開校したそうです。
大きな特色としては、早稲田大学の系属校であることから、生徒の半数が早稲田大学への推薦枠で進学することができます。
九州・中国・四国地方はもとより、首都圏エリアからも多数の在校生がこの学校へ集まっています。
寮も完備されており、規律正しい生活を送りながら、勉学と部活動の両立を目指しているそうです。
早稲田佐賀高校は、佐賀県大会ではともにノーシードから勝ち上がった鳥栖との対戦でした。
結果は6-1で鳥栖を制して、春夏とも初の甲子園出場を獲得しました。
創部から7年、悲願の初出場です!
メンバーと監督について
甲子園初出場の早稲田佐賀高校、県外出身のメンバーが多いことから、全国から多彩な才能を持った人材が集まっているようです!
2017年夏の甲子園メンバー20人のうち、佐賀県が出身中学である選手は3名しかいません。
そ例外の出身の内訳はこちらです。
福岡県 11名
長崎県 2名
鹿児島県 2名
愛知県 1名
埼玉県 1名
となっており、隣の県である福岡県の選手が多く割合を占めます。
これは福岡から佐賀までが、JRやバスなどを使えば1時間ほどで行けるので、そういう意味でも人気なんでしょうね!。
野球部メンバーは九州出身のメンバーが多く含まれているようですが、一般では関東圏からも多くの生徒が在校生としています。
やはり早稲田大学の系属校として大学進学時には生徒の半数が早稲田に推薦で進学できるという点も、かなりの人気があるようですね!
その野球部メンバーの中でも注目の選手が、左腕エースの「森田直哉」投手と、2年生の同じく左腕、「安在悠真」投手です。
森田直哉選手は春の県大会2週間前に右足を骨折し、2ヶ月間程練習できない時期があったそうです
その危機を救ってくれたのが、1学年下の同じ左腕である、安在悠真投手です。
安西選手はカーブやスライダーなど技巧を駆使しながらもコントロールの良い選手なんだそうです。
おまけにメンタルがとても強く、打たれても死球を当てても気にしないほどの度胸があるんだそうです。
森田選手はストレートを主とするパワーのあるプレーを見せてくれるタイプの選手です。
181cmの身体からMAX140kmの球を繰り出す森田選手、迫力がすごそうですね!
これまでは精神面が強い安在選手が先発で、森田選手が抑える、という左腕の継投リレーで勝ち上がってきました。
お互い信頼しあい、支えあい、二人が継投することによって全体のバランスが良くなり、安定したプレーが出来るのかもしれません。
本当にチームワークのある素晴らしいお二人ですね!
監督は?
早稲田佐賀高校を率いるのは古賀一則監督(37)です。
古賀監督は、佐賀県大会で決勝の相手だった鳥栖のOBだそ
今年大注目の早実の内山秀典投手コーチは同じく鳥栖OBで甲子園出場したそうで親交があり、お互いに早稲田の年にしよう!と誓い合ったそうです。
清宮選手との対戦がもしかしたら見られるかもしれませんね!
古賀監督は常に「いかに無駄な時間をなくすか」を考え抜いていたそうです。
ウオーミングアップは、試合直前の練習と同じぐらいの時間しかとらず、常に実戦をイメージさせ、プレーすることを身に着けさせたそうです。
また守備練習でミスをしてもやり直しの機会を与えませんでした。
一球への神経を研ぎ澄ませるためです。
そして削った守備の時間を打撃練習に充てました。
連続でピッチングマシンを打つ「早打ち」練習も結果につながったようです。
先述した、怪我で弱気になり、足が治っても球が乱れて落ち込んでいた森田投手を励まし鼓舞したのも古賀監督だったそうです。
4年前の県大会決勝で逆転負けを期した時に「エース一人に頼って負担をかけさせていた」と、複数の投手の必要性を痛感しました。
そこから今の投手二人の継投リレースタイルも出来上がったということです。
昔の経験を糧に、常にブラッシュアップしながら無駄を省き、効率よく最短で結果を出していく練習をする、監督の戦略のたまものですね!
古賀監督は甲子園出場の喜びを地元佐賀テレビのインタビューでこのように語っています。
「率直にもううれしいの一言に尽きると思います。
ひとりひとりがしっかりとなんとか後ろにつなげようというような打撃、それからフライではなくしっかりと転がしてくれたところとか、そういったところが何かしら勝因につながったのではないかと思います。」
偏差値も紹介!
早稲田佐賀高校の偏差値ですが、佐賀県内では2位の67です。
私立高校では1位でした。
中高一貫校であり大学進学時には半数が早稲田大学に推薦で進学するとあって、推薦を勝ち取るため勉学に励む生徒がとっても多いようです。
他にも国立や私立の難関大に多数卒業生を輩出してるだけあって、学力を育てる取り組みが根付いているようです。
例えば、早稲田佐賀にある寮、「八太郎館」では学校から帰宅してからの学習時間がスケジュールに毎日組み込まれています。
高校生は自主学習時間は40分、個別学習室においての全体学習が190分と決められています。
24時前までみっちり勉強する時間が確保されています。
学習については、自らが考えた学習計画に沿っての自主学習が基本なんだそうです。
自分で課題を見つけ問題解決する能力が身に着けるために、あえてカリキュラムは組まずに学習させているそうです。
限られた時間の中で宿題をしたり、予習や復習、重点的に苦手科目の克服をしたりするうちに、自分で自分の学習スタイルを確立できるようになるんですね!
進学校ということもあり、野球部の選手も例外にもれず平日の練習時間は2時間ほどしかなかったそう。
寮生活を送りながら部活動をしている選手たちも、他の生徒たちと同じ様に学習の時間は組まれているからです。
夏休みに中も夏季授業があり、ほぼ午後からしか練習が出来なかったそうです。
しかし限られた時間の中での学習スタイルを生徒たち自身が身に着けているだけあって、「量より質」の練習スタイルが確立され、甲子園出場にも繋がったのではないでしょうか。
気になる初戦の対戦相手と対戦予定
早稲田佐賀高校の甲子園での初戦の対戦相手ですが、先述しましたが宮崎県代表の「聖心ウルスラ学園」です。
こちらも県大会をノーシードで勝ち上がってきており、ドラフト候補生とも言われている2年生のMAX143kmエース、戸郷選手が37イニング登板45奪三振という成績を残しています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
注目の早稲田佐賀高校VS聖心ウルスラ学園の試合は、【8月10日1回戦第4試合、15:30開始】予定です!
なんで同じ九州同士で対戦なんだ・・・と少し悲しい気もしますが、注目の初戦、見逃せませんね!
ハジメテトピックスは、早稲田佐賀高校と野球に青春の1ページをかけた球児たちの熱戦を、これからも全力で応援していきます!