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こんにちは。管理人の妻です。
我が家の様に保育園に子供を預けながら働いている親たちの一番の心配は、なんといっても子供の病気やケガです。
一旦子供のお迎え要請が来てしまうと、お迎え・病院・看病に加え、翌日からの登園は?仕事はどうするのか?と頭の中がいっぱいになります。
また、看病で仕事を休む場合は自分の抜けた分を誰か別の人にフォローしてもらわねばならず、その根回しも必要になります。
もちろん大事なわが子がつらい思いをしているときに側に居たいのはやまやまです。
しかし、お給料をもらっている以上、仕事にどうしても穴を開けられない時は家族に頼まなければいけない状況も出て来ます。
最近、私の勤務先でも同僚の子供さんが手足口病になり、急いでお迎えに行きました。
数日で元気になりましたが、いつから保育園に行かせていいか不明で困ったそうです。
感染症の場合、特に幼児は大人と違い感染対策が自ら出来ません。
治りかけで保育園に登園してしまうと症状が悪化するだけでなく、集団感染してしまう可能性が高いので注意が必要です。
そこで今回は、手足口病で保育園はいつから行けるのか?登園許可証やプールについてもチェックしてみました!
保育園はいつから行ける?
手足口病に子供がかかった場合、保育園はいつから登園できるでしょうか。
手足口病とは?
手足口病とは、コクサッキーウイルスA6、エンテロウイルス71などのウイルスが感染することで発症する病気です。
発症数は5歳以下の幼児が90%程度と最も多いそうです。
主な症状としては発熱と、口の中に痛みを伴う水泡が出来、手足やお尻などにも水疱性発疹が出来ます。
発熱は発症者の約三分の一が高熱が出るようですが、一般的にはそこまで高くはなりません。
熱も1~3日で下がることが多いようです。
全身症状は7~10日位で徐々に治っていくようです。
ヘルパンギーナやプール熱と並び、特に夏に流行、7月下旬が一番のピークとなります。
水疱性発疹・発熱などの症状が出て来た時はすぐにかかりつけの小児科などに行って、診てもらうことをお勧めします。
保育園を休ませる基準
以前、口唇ヘルペスの記事にも書きましたが、
文部科学省から出されている『学校において予防すべき感染症の解説』というものがあります。
その中で手足口病は第三種の感染症「その他の感染症」に分類されています。
さらに登校(園)の目安を引用しておきます。
本人の全身状態が安定している場合は登校(園)可能。
流行の阻止を狙っての登校(園)停止は有効性が低く、またウイルス排出期間が長いことからも現実的ではない。
手洗い(特に排便後、排泄せつ物の後始末後)の励行が重要
という目安が記されています。
この目安を基準として登校(園)基準を設定されてる学校や園も多いのではないかと思われます。
ただ、独自の基準があるところも多いかと思いますので、口唇ヘルペス同様確認が必要です。
ちなみに我が家の息子が通う保育園では「出席停止となる伝染病」の中には手足口病は含まれていませんでした。
ただ、水泡が全身に出ていれば、それが潰れたりすることで周りへの感染を引き起こしやすくなります。
また、口の中にも水泡が出来てしまうと痛くてご飯を食べることもままなりません。
本人の全身状態が安定している、という基準は、発熱が治まっている、水泡が目立たなくなっている、痛みが引いている、など目に見える症状が分かりやすく落ち着いているということかもしれません。
手足口病の症状が出たら、やはりまず病院に行き、登園可能かどうかも含めて診断してもらうのが良いですね。
保育園はいつから行ける?
先述したように、出席停止となる伝染病としては指定されてない保育園が多いかもしれません。
ただ、以下の様な状態がクリアされていないと登園を認めていない園は多いようです。
・発熱が登園可能な基準まで下がっている。(37.5℃くらいまでのところが多いようですが、園によって基準には差があります。)
・全身の水泡が目立たなくなっている、数が少なくなっている、水泡が乾燥しており症状が改善している。
・本人に元気がある、水泡による痛みがなく、食事をするなど通常の生活が送れるまで体力も回復している。
発熱は通常3日もすると治まるようなので、その間に水泡の状態なども良くなって体力が回復していれば、一週間ほどで登園基準を満たせるようになっているかもしれませんね!
登園許可証について
手足口病で保育園に登園できるようになるには、「登園許可証(治癒証明)」を病院から貰ってくることを義務付けている保育園も沢山あるようです。
やはり素人判断よりも、医師のお墨付きがあるほうが通わせる側も受け入れる側も安心ですよね。
どこで貰える?
手足口病と診断してもらった病院にて発行してもらってください。しっかり症状を見てもらって下さいね。
書式は?
基本的には保育園で書式が決まっているかと思いますので、それを持参して記入してもらって下さい。
地域によっては自治体で書式を統一化しているところもあります。
最近ではネットで書式をダウンロード出来る様にしてあるところも多いようです。
必ず保育園で確認をしてくださいね。
また、病院側で用意されてる書類にしか記入して貰えないところもあるので、それは病院側の書類を使用していいかと思います。
金額は?
登園許可証(治癒証明)を発行してもらうのにかかる金額ですが、病院によって金額の設定が様々です。
無料のところもあれば、300~500円ほどの金額がかかる病院もあります。
この金額は病院側の設定で異なるらしいので、気になるようであれば病院で聞いてみて下さいね。
プールは?
手足口病にかかったあと、子供達の夏のお楽しみ、プールはいつから入れるようになるでしょうか。
感染経路は?
手足口病の感染経路は、接触・飛沫・糞口の3つのルートがあります。
ちなみに水泡などが完治しても、ウイルス自体は呼吸器から1~2週間、便からは数週から数か月間排出が続きます。
プールに入ると、感染、飛沫、糞口のどのルートでも感染してしまう恐れがあります。
プールには入れる?
ただ、多くの保育園が先述した登園許可証などをもらってきている時点で登園基準を満たしているということで、プールには入れると思います。
ただ、以下の2点には十分注意してください。
・水泡が乾燥してない状態で入らない
・体力が回復してない状態で入らない
水泡がプールの中で潰れてしウイルスが排出されてしまったり、体力が回復してなく免疫の低い状態でプールに入ると、ウイルスをうつすだけじゃなく、他の感染症をうつされることもあります。
状態に不安があるときは見学などにしておいて、また元気になってからプールは入ったほうがいいですね!
ハジメテトピックスは、元気に保育園に通う子供たちの笑顔をこれからも全力で応援していきます!