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こんにちは!息子ならノーベル賞も取れるんじゃないか?と本気で思っている管理人です。(親バカです)
先日、若干12歳にして、量子力学の本を出版した近藤龍一さんをご紹介しました。
今回ご紹介する鈴木るりかさんは、なんと若干13歳にて作家デビューを果たした、天才少女です。
スポーツの世界では低年齢化が進んでいるなと昔から思っていましたが、とうとう文化界でも低年齢化の波が押し寄せてきているようです。
現在まだ中学生である鈴木るりかさん。
その鈴木るりかさんが作り上げた小説世界とは、一体どのようなものなのでしょうか。
また、鈴木るりかさんを育て上げたご両親やご家族はどんな方々なのでしょうか。
気になる出身学校についてもリサーチしていきます!
プロフィール
まず、鈴木 るりかさんのプロフィールをまとめます。
鈴木るりかさんは本名です。
村上春樹さんがエッセイの中で「病院の待合室で名前を呼ばれると妙に恥ずかしい。ペンネームにしておけばよかった」などと書いていたのを覚えています。
鈴木るりかさんは大丈夫でしょうか。(余計なお世話か)
るりか、という名前がいそうでいない気がしますし、個人的にはご両親のセンスの良さを感じさせます。
生年月日は2003年10月17日生まれで、2017年現在14歳です。
アスリートと違って作家は息の長い職業です。
今後も作家として活躍されるのでしたら、ファンとしては作品がたくさん読めて非常に幸せですよね!
ご出身は東京都の生まれです。
趣味はギターや、ゲーム、料理ということで、かなり幅広いですね。
作家というとギターやゲームとは無縁なイメージを持っていましたが、、、そこは私の考え方が古いですよね。
好きな科目は国語で、嫌いな科目は数学とのこと。ここはまさに作家ですね。(笑)
好きな音楽は、ボカロです。
ボカロとは、初音ミクに代表される、「ボーカロイド」という声を発声させるソフトを使用した音楽のことを言います。
この辺りも作家らしくなくて良いですねー。
作家というよりも、健全な中学生、といった感じで好印象です。
また、好きな有名人はさまぁ~ずの三村さんだそうです。
さまぁ〜ずの三村さん、管理人も個人的に好きですが、中学生女子にも人気があるんですね。意外でした。(笑)
将来の夢は、当然かもしれませんが小説家か、もしくは漫画家だそうです。
欲しい賞は、これまた当然かもしれませんが、芥川賞とのことでした。
既に作家デビューはしていますので、夢の半分はかなっているのかもしれませんが、これからの活躍にも期待ですね。
親は?父母や職業が気になる!
小学生の頃に小説を書き上げるなど、天才少女っぷりを遺憾無く発揮してきた鈴木るりかさん。
一体どのようなご両親で、どのような教育をされてきたのでしょうか。
まず、お父様なのですが、自営業をされているようで、映画監督の山田洋次さんの大ファンだそうです。
いたって普通のお父様で、なんだか親近感が湧きますね。
まだ中学生の鈴木るりかさんですが、山田洋次監督の代表作「男はつらいよ」の全48作をお父様と一緒に見たという素敵なエピソードをお持ちです。(笑)
また、故・高倉健さんが主演された「幸福の黄色いハンカチ」については年に1回ぐらいのペースで繰り返し見ているそうです。
その影響は少なくないようで、鈴木るりかさんの作品が寅さんの世界観に似ているという指摘をされたこともありました。
次に、お母様についてもご紹介します。
お母様のお名前とご年齢は明らかになっており、そのみさんとおっしゃる45歳の女性(当たり前か)です。
ご職業については公表されておりませんが、ご自宅の隣が図書館で、幼い頃の鈴木るりかさんは字も読めないのに絵本を開いて、自分で勝手に物語を作って朗読されていたというエピソードを話されています。
これは、、、作家になるべくしてなった、という感じがしますね。
ご両親もこういった鈴木るりかさんの特性を生かし、自由に伸ばされてきたので、その才能が開花したんでしょうね。
環境づくりが大事なんだろうなと改めて感じました。(管理人の子育てにも取り入れます!)
兄弟はいるの?
天才少女の鈴木るりかさんですが、ご兄弟はいらっしゃるのでしょうか。
もしいらっしゃるのなら、どのような才能を発揮されているのか、気になりますね。
調べたところ、鈴木るりかさんのご家族はお父様、お母様、そして鈴木るりかさんの3人です。
もう中学生ですし、二人目のご予定はないのかもしれませんね。(こればっかりは授かりものなので、まだまだわかりませんが。。。)
小学校と中学校、そして高校は?
鈴木るりかさんのような作家を生み出した学校は一体どこなのでしょうか。
現在通っている中学校は、東京北区の中高一貫のミッションスクールである、私立星美学園中学校です。
ちなみに、家庭科クラブに所属しているとのことでした。
趣味の1つに料理を挙げていますので、この家庭科クラブでその腕を磨いているのかもしれませんね。(笑)
星美学園中学はお伝えした通り、中高一貫ですので、高校もそのまま行けば星美学園高等学校、となります。
小学校については不明ですが、東京北区の小学校でしたら、赤羽小学校や立王子小学校、立滝野川小学校などが代表的ですが、さすがに特定しきれないですね。
そのうちご自身のインタビューなどで明らかになるかもしれませんね。
12歳の文学賞とは?
鈴木るりかさんが作家デビューしたきっかけは、小学4生の時から3年連続して小学館が主催する「12歳の文学賞」大賞を受賞したことです。
では、12歳の文学賞とは一体どのような賞なのでしょうか。
2006年に始まったこの賞は、小学生だけが応募できるという小学生限定の文学賞です。
今年2017年で12回目となり、そしてこの12回目で一旦は終了となる予定です。
鈴木るりかさんはなんと小学4年生から6年生(2013~2015年)までの3年間連続で12歳の文学賞の大賞を受賞しました。
ちなみに、鈴木るりかさんが小説を書き始めたきっかけは、この12歳の文学賞の賞品である図書カードで「ちゃお」を一生分買いたかったから、だそうです。(笑)
ちゃおの出版社も小学館、12歳の文学賞の主催も小学館なので、なんとも小学館泣かせな粋なエピソードですよね。
審査員はあさのあつこさん、石田衣良さん、西原理恵子さんと錚々たるメンバーです。
このメンバーに認められた作品なら、面白さは間違い無いですよね!
今年2017年で一旦幕を閉じる12歳の文学賞。
鈴木るりかさんの作家デビューで最後にして俄然注目度が高まっています。
最後の受賞者は一体誰になるのでしょうか。。。要チェックですね!
小説のモデルにもフォーカス!
完全な0から何かを作り出すことは難しく、小説に限らず映画や音楽など、今現在発表されている作品にはなんらかのモデルがあるなどと言われています。
鈴木るりかさんの小説のモデルはどういったものなのでしょうか。
まず、上でもご紹介しましたが、鈴木るりかさんの作品と大好きな「男はつらいよ」の世界観が似ている、という指摘があります。
また、作家デビュー作品である短編集「さよなら、田中さん」の表題作である「さよなら、田中さん」の中に自己犠牲や光といったワードを読み取ったという人も多いです。
ご本人も「光(救い)のある小説を書きたい」と発言されています。
そういったことから、鈴木るりかさんが通っているミッションスクールの私立星美学園中学校でのカトリック教育の影響があるのではないかという指摘もあります。
また、鈴木るりかさんはご両親との3人暮らしですが、作品の主人公は母子家庭です。
こちらについては、実際に鈴木るりかさんの近所に引っ越されてきたご家庭がきっかけだったと言いいます。
とはいえ、完全にそのまま模写しているわけではなく、お母さんのご職業を工事現場での作業員にしたという設定については、通学途中の工事現場で女性が働いているのを実際に見たから、などと日常の出来事やふとしたアイディアを形にされているようです。
そんな鈴木るりかさんのデビュー作である「さよなら、田中さん」ですが、表紙がなんと、12歳の文学賞の審査員でもある、西原理恵子さんです!
田中花実は小学6年生。ビンボーな母子家庭だけれど、底抜けに明るいお母さんと、毎日大笑い、大食らいで過ごしている。
そんな花実とお母さんを中心とした日常の大事件やささいな出来事を、時に可笑しく、時にはホロッと泣かせる筆致で描ききる。今までにないみずみずしい目線と鮮やかな感性で綴られた文章には、新鮮な驚きが。
友人とお父さんのほろ苦い交流を描く「いつかどこかで」、
お母さんの再婚劇に奔走する花実の姿が切ない「花も実もある」、
小学4年生時の初受賞作を大幅改稿した「Dランドは遠い」、
田中母娘らしい七五三の思い出を綴った「銀杏拾い」、
中学受験と、そこにまつわる現代の毒親を子供の目線でみずみずしく描ききった「さよなら、田中さん」。全5編収録。
西原理恵子、母子家庭、そして貧困、。。。
これは、泣いてしまうかもしれませんね。。。(笑)
気になる人は是非是非チェックして見てください!
それにしても、、、以前当ブログでご紹介した燃え殻さんと鈴木るりかさんは、同じ作家でも対極にいる作家同士だよなーとつくづく思いました。(笑)
第2作目となる14歳、明日の時間割を発表!
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2018年10月17日、待望の2作目となる「14歳、明日の時間割」が発売になりました。
1作目で注目を浴びた後の2作目ですから、かなりのプレッシャーだったと思うのですが、それをもろともしない、素晴らしい作品に仕上がっております。
現在、青春時代のまっただ中にいる方はもちろん、学生時代が遠い昔という大人や遥か彼方という熟年世代まで、どんな世代も共感できる、笑える、そしてホロッと泣ける、全方位型エンジョイ小説の誕生です。
短編小説を学校の時間割に見立て、7つの物語が展開されます。
<1時間目 国語>
短編小説が入賞。作家となった少女への国語の先生のお願いとは。半分は私小説を思わせる作品。<2時間目 家庭科>
家庭科を得意とする少年が抱える事情と、見守る少女の想い。思わずキュン涙必至です。<3時間目 数学>
都会への転校を前に、孤独感に苛まれる少年の再生物語。少年の孤独と不安を癒やしたのは……。<4時間目 道徳>
ダメな大人たちに囲まれた少年のピュアな成長ダイアリー。中学生目線の鋭い大人描写が胸に迫ります。<昼休み>
孤独な少女の心の葛藤と青春。ヒリヒリした中学生ならではの複雑な感情に、誰もが共感を覚える一編。<5・6時間目 体育>
体育が大の苦手な少女が決意した大きな挑戦と努力。彼女の周りの人々の生き様と「生きる」ことへの希望。<放課後>
夢を持ち続ける大人、先生の苦悩とリアルな心情。大人はいつまで夢をみていいのか。全7編。
引用元:公式サイト
現在中学3年生である鈴木るりかさんのリアルな状況と、溢れんばかりの創造性がマッチした、非常に興味深い作品に仕上がっております。
こちらも評判となることは間違いないですね!
ハジメテトピックスはこれからも日本文学と鈴木るりかさんを全力で応援します!!!
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