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こんにちは!テレビ大好き、管理人です。
ここ数年間、「愛は地球を救う」でおなじみの24時間テレビにNHK Eテレが「バリバラ」というバラエティ番組をぶつけて、大きな議論を呼んでいます。
バリバラはバリアフリーバラエティの略で、「日本初の障害者のためのバラエティ番組」と銘打ち、障害者自身が時には自らの障害をネタにして笑わせることを目指した番組です。
「障害者は健常者を感動させるための道具ではない」「障害者=一生懸命頑張っている、というイメージは間違い」など、これまで障害者に対して作り上げられてきたイメージや先入観を壊すような内容を伝えながらも、しっかり笑えるような放送をされています。
ダイバーシティ(多様性)という言葉が一般的になりつつありますが、まさに障害者に対する見方の変化もその一つなのかな、と思っています。とても良い傾向ですよね。
障害者に対する見方の変化に一役買っているのが、今回ご紹介する熊篠慶彦(くましのよしひこ)さんです。
上でご紹介したバリバラの制作協力もされていますし、後ほどご紹介しますが過去の恋愛が映画化され、障害者の恋愛や性についての間違った理解を正していこうと活動されています。
一体どんな方なのでしょうか。
熊篠慶彦の今現在や経歴は?
まず、熊篠慶彦さんのこれまでの経歴と今現在についてご紹介します。
熊篠慶彦さんの生年月日は1969年12月17日です。
Wikipediaに書かれているご職業は市民活動家、風俗店評論家、特定非営利活動法人ノアール理事長となっています。
ご出身は神奈川県。
脳性麻痺による四肢の痙性麻痺を抱えてご出生されました。
医療や介護、風俗産業など、健常者には整備されている様々な現場で、障害者に対しては性的な幸福追求権が完全に無視されている現実に対し、それを変えようと長年に渡り活動をされています。
バリアフリーな風俗店の情報を発信したり、自らアダルトビデオに出演したり、特定非営利活動法人を立ち上げ、情報を発信したりイベントなどを通して支援や啓発活動を行ったりと、これまでタブー視されてきた障害者の恋愛や性に対して非常に大きな貢献をされています。
NPO法人ノアールを設立
そんな活動の最中、2004年には身体障害者のセクシャリティに関する支援を行う特定非営利活動法人(いわゆるNPO法人)ノアールを設立されます。
ノアールの主な活動は、重度障害者でも自己使用が可能な性具の開発や、風俗店のバリアフリー化の推進、障害者の性に関する情報提供などです。
これって、、、よく考えたら今まで誰もしてこなかったのが不思議なくらいですよね。
乙武洋匡さんの不倫騒動を思い出してください。
身体障害者はあくまでも身体に障害があるだけで、中身は普通の人間なんですよ。(笑)
しかもこういう問題を、笑いながら軽やかに語るっていうことに意味があるなぁと思います。
また、著書もいくつかございまして、「身体障害者の性活動」や、2017年9月に公開される映画「パーフェクトレボリューション」の原案となる「たった5センチのハードル」が代表作です。
映画「パーフェクトレボリューション」
上でも記載した通り、2017年9月29日に熊篠慶彦さんが企画と原案を担当された映画「パーフェクトレボリューション」が公開されます。
予告編を見ていただいたら分かるように、障害者の恋愛を扱っていますが、非常にポップです。
主題歌が銀杏BOYZであり、主演がリリーフランキーというのが象徴的ですが、サブカルチャーな、オシャレな感じすらあります。
このあたりの塩梅というか、加減がとても素敵だなぁーと思うのです。
恋愛映画の主人公が、たまたま障害者だっただけ、という感じです。
この映画をこれだけポップにしている立役者が、清野菜名さん演じる「ミツ」という、主役であり熊篠慶彦さんがモデルである「クマ」の恋人です。
熊篠慶彦さんの実話を元にしている映画ですので、このミツさんにも当然モデルがいます。
それが、子宮委員長はるさんです。(また濃い感じの人が出てきましたね。。。)
子宮委員長はるとの関係
熊篠慶彦さんとの交際関係を明らかにされたのは、2012年8月30日の子宮委員長はるさんのブログです。
その後、順調に交際を続けてこられましたが、2014年に破局されます。
いやいや、その前に「子宮委員長はる」ってどなた様ですか?という声も聞こえてきそうですね。。。(笑)
管理人の妻は既に知っていて、むしろ熱心なファンでしたよ!今や女性にはカリスマ的な存在の方なんです。
熊篠慶彦さんに負けず劣らず、子宮委員長はるさんも非常に濃い方です。
そして、熊篠慶彦さんと同じくマイノリティーやこれまでの社会でタブーとされてきたことに対して意識改革を行うような活動をされてきています。
今回は熊篠慶彦さんに関する記事ですので、子宮委員長はるさんについては公式ホームページのプロフィールを引用する程度にしておきますね。
1985年生まれ、青森県出身。株式会社あとりえ林檎代表取締役。
社会生活で心と体を病み、風☆俗嬢を通して疾患を治した経験を、2012年よりブログに書き綴っていたところ講演依頼やカウンセリング依頼を受け、ブログ以外でも活動の場が広がる。
心身の病経歴は、
• 子宮筋腫• 子宮けい癌• 中絶 / 連れ子の事故死 • 摂食障害/過食嘔吐• パワハラと過労による精神疾患幸せになることに奥病になりかけていましたが、こんな現実は嫌だと思い、立ち上がる。自分が“してはいけない”と思っていることや、抵抗のあることにトライしてみることで病も癒えるし人生が豊かになると気付づき、そんな、タブーの中で発見したメッセージを綴るブログが、1日15万アクセスあり、年齢問わず多くの女性を魅了している。
ね、なかなか濃い方ですよね。(笑)
お二人のお付き合いは2012年から2014年の2年間だけでしたが、お互いにとっては非常に大きな意味を持つ2年間だったようです。
思想的にも共鳴したでしょうし、ここからお互いの活動に加速がついたようにも見えます。
現在は別々の道を歩まれているお二人ですが、2017年公開の映画「パーフェクトレボリューション」を通じて、お二人がそれぞれ別々に映画監督と対談されたりしています。
共演のご予定は今のところないようですから、まだデリケートな部分も残っているような気がします。
おそらく、、、熊篠慶彦さんに未練があるのでは、というのが管理人の推察です。
恋愛に関する男女の違いについての名言をご紹介します。
パソコンのデータ保存の仕方に例えて、「女は上書き保存、男は名前をつけて保存」というものです。
子宮委員長はるさんは既に熊篠慶彦さんについては上書き保存されており、最新の恋人のファイル(データ)しかないのですが、熊篠慶彦さんは名前をつけて(別ファイルにして残して)保存していますので、今回のように映画にもしてしまうのです。
一体、私は何を言っているのでしょうか。(笑)
このブログは妻と共同運営しておりますので、妻からのツッコミが来ないことを祈っております。
リリーフランキーとの関係
映画「パーフェクトレボリューション」で主演を務めるのはリリーフランキーさんです。
実は、リリーフランキーさんと熊篠慶彦さんは元々友人関係にありました。
映画の公式サイトのリリーフランキーさんと熊篠慶彦さんの対談で、2人の出会いを以下のように語っています。
リリー:10年近く前になるのかな。幕張で「アダルトトレジャーエキスポ」というイベントがあって、俺は客として行ってたんです。そうしたらTENGAの人たちが、障害者の性に関する活動をしてるんですって、熊篠くんのことを紹介してくれて。すごく大事な活動だなと思いましたね。それから何度も会ったり、一緒に仕事したりしていて、車椅子に乗ったクマのイラストも映画のためではなく、熊篠くんがやってるNPO法人「ノアール」のイメージキャラクターとして前に描いてたんです。
熊篠:ノアールが設立5周年の時、TENGAさんが冠スポンサーの懸賞コンテストをやって、それを記念してリリーさんにイラストを描いてもらったんですね。
リリー:そんな熊篠くんの物語がこうやって映画になって、俺が出させてもらうなんて、感慨深いものがありますよ。
熊篠:まさかこんなことになるとは思ってなかったです(笑)。
元々友人関係だった方を演じて映画を撮ることになるなんて、とても面白い話だなぁと思いますよね。
不思議な気分なんじゃないでしょうか。
自分の学校の担任の先生のモノマネを全く知らない人の前で披露するような・・・ちょっと違いますかね。(笑)
なお、リリーフランキーさんは大人のお人形さんのことを恋人と称して「笑っていいとも!」に出演し、観客を凍りつかせたことがあります。(笑)
元々、性やマイノリティーに関してはかなり理解の深い方です。
熊篠慶彦さんの活動を高く評価されているのも納得ですね。
今現在の彼女や恋人は?
そんな熊篠慶彦さんですが、子宮委員長はるさんと別れてから、今現在は彼女はいらっしゃらないのでしょうか。
Twitter等を確認してみましたが、そのような記述はありませんでした。
とはいえ、子宮委員長はるさんとお付き合いされていた頃も熊篠慶彦さんからの発信ではなく、子宮委員長はるさんがガンガン発信されていましたからね。(笑)
熊篠慶彦さんは既にかなり有名になってしまっていますし、もしかしたらひっそりと愛を育んでいらっしゃるのかもしれません。
ご結婚などの嬉しいニュースを耳にする日を楽しみにしたいと思います。
ハジメテトピックスはこれからも熊篠慶彦さんを応援し続けます!!!