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こんにちは!お盆休みが待ち遠しい管理人です。
今年は特に旅行に行く用事はないのですが、車で宮崎県内をうろつこうかなとは思っています。
やはり夏ですし、青島から堀切峠、日南あたりまでドライブしたいですね。
しかし、宮崎市から日南市や鹿児島県の鹿屋市を経由して、霧島市に至る国道220号線は、頻繁に通行止になりますよね。
基本的に海沿いの1本道ですし、周りが崖のようになっているので、少しでも土砂崩れが起こるとどうしても通れなくなってしまうんですよねぇ。。。
6月に起こった大雨でも日南市の宮浦が通行止になっていて、通勤や観光に大きな影響が出ていました。
また、いざという時に救急車が通れない、避難ができない、救援物資が届かないなど、安全面でも心配ですよね。。。
そんな国道220号線に、嬉しいニュースが舞い込んできました!
なんと、新たなトンネルとして伊比井トンネルを開通すべく、本格的な掘削工事が始まったそうです。
今回は、今後頻繁にお世話になりそうな伊比井トンネルについて気になる項目をリサーチしました!
区間は?
まず、伊比井トンネルの気になる区間についてお伝えします。
伊比井トンネルという名前の通り、日南市の伊比井から海水浴場で有名な富土までを繋技ます。
伊比井トンネルの全長は724m(メートル)とのことです。
2017年の7月31日に安全祈願祭が行われ、本格的な掘削工事が始まりました。
この工事は、国の防災対策である「日南防災・北区間」(宮崎市内海-日南市富土、2・6キロ)の一環として行われます。
伊比井トンネルは車道の幅員が3.25メートルの2車線対面通行となります。
トンネルですので、あえて山中を通ることによって、海側の道で頻発する大雨などによる崩壊の恐れを避ける目的があります。
開通時期や工期は?
工期は来年2018年の8月までを予定していますが、工事終了後も付属の施設やトンネル前後の道路整備が必要ですので、実際に開通する時期は現段階では未定となっています。
貫通自体は2018年8月ですので、私たちが実際に通行できるようになるのはそれ以降ということですね。楽しみです!
また、伊比井トンネルだけでなく、近隣である宮崎市内海から鶯巣のトンネル工事なども行われる予定です。
全ての工事を終えトンネルが使えるようになれば、今までは連続雨量170ミリに達すると行われていた、小内海から富土の区間の約4.5キロに及ぶ通行規制が見直される予定となっています。
しかし、小内海から富土の区間と同様、連続雨量が170ミリを超えると通行止めとなっている日南市宮浦から風田の11.2キロについてはまだ対策の目処が立っていないのが現状です。
近隣の住民などは「南北両方の通行規制区間が無くなって、初めて安心安全に暮らせる地域になる」と言っているようです。
また、東九州自動車道の北郷から清武間の開通も現段階では未定ですので、救急や災害時の「命の道」として使われる国道220号の整備は急務とされています。
まだまだ課題は山積みですが、まずは一歩、大きな前進と言えますね。
国道220号線とは?
私たち宮崎県民にとっては、「南国宮崎」を印象付ける、県外の方には是非行って欲しい自慢の景色を堪能できるのが国道220号線です。
管理人の個人的な体験ですが、大学生になり初めて運転した車で堀切峠から広がる海を眺めた時の感動は、アラフォーになった今でも忘れられません。
そういった観光の面はもちろん、宮崎市から鹿児島県霧島市とを結ぶ南九州の大動脈のひとつとしても非常に重要な道路でもあります。
その詳細がWikipediaにコンパクトにまとまっていましたので、最後にご紹介しておきます。
宮崎市の中心市街地、橘通り3丁目交差点を起点に南下し、大淀川に架かる橘橋を通過すると宮崎南バイパスとなる。
宮崎市加江田からは青島バイパス、堀切峠バイパスと続き、日南海岸沿いに南下する道路は別名日南海岸ロードパークまたは日南フェニックスロードとも呼ばれる。
沿線には道の駅フェニックスやサンメッセ日南、鵜戸神宮などの観光地があり、日本有数のツーリングスポットとしても知られている。
1986年に日南フェニックスロードが日本の道100選に選定され、2003年には宮崎県の広域観光ルート「ひむか神話街道」として指定された。
また、宮崎市内はワシントンヤシ(ワシントニアパーム)やフェニックスの並木が植栽されており、南国情緒のある優れた街路樹景観が評価されて、読売新聞社選定の「新・日本街路樹100景」(1994年)のひとつにも選定されている。
日南市南郷町からは進路を西に変え都井岬をショートカットする峠越えルートで串間市中心部へ向かい、志布志湾沿いから大隅半島のシラス台地を西へ横断して、鹿屋市を経由。
同市古江町からは鹿児島湾(錦江湾)岸沿いに北上して、桜島口を経て霧島市を走る国道10号と合流する終点・国分敷根交差点に至る。
今回のニュースで改めて国道220号線の重要性を認識させられました。
この道路が頻繁に通行できなくなるようでは、やはり困りますね。
ハジメテトピックスでは、伊比井トンネルや周辺のトンネルの1日でも早い開通と、工事の安全を祈っております!