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こんにちは。神社巡りが大好きな管理人の妻です。
宮崎には有名なパワースポットが多数存在します。
以前、高千穂神社の記事を書きました。
今回は、周囲をぐるりと海に囲まれた青島に鎮座する、青島神社をご紹介します!
宮崎市内では一番オススメの大好きな神社です。
青島神社は、「鬼の洗濯岩」と呼ばれる奇岩と海に囲まれた、周囲1.5kmの小さな島の中にあります。
青島海水浴場を抜け、白い砂地を歩き、「弥生橋」という橋を渡ると朱塗りの鳥居が見えてきます。
その鳥居をくぐり少し歩くと、左手に青島神社の入口が見えてきます。
周囲はヤシの木に囲まれ、まるでリゾート地のようなたたずまいです。
昔は新婚旅行といえば宮崎と言われるほど、昭和40年代~50年代頃にかけて多くの観光客が宮崎に訪れました。
その中でも特に青島や堀切峠・日南海岸周辺は新婚旅行のメッカとさえ呼ばれていました。
余談ですが、私の両親も「日本のハワイ」という噂を聞き、新婚旅行で宮崎を訪れたそうです。(笑)
そんな青島に鎮座する青島神社は縁結びの神社として、とっても有名です。
青島神社は日本神話「海幸彦・山幸彦」の舞台ともなった神聖な場所です。
御利益は良縁・夫婦円満、安産、航海安全、商売繁盛など多数です。
参拝客はもちろんのこと、観光を目的とした方も今でも多く見られます。
また、近年では青島周辺の再開発が進んでおり、観光宮崎の名所、青島にかつての輝きを取り戻そうと様々な事業が手がけられています。
毎年2月には、この青島神社でプロ野球の読売ジャイアンツが春季キャンプの必勝祈願をすることでも有名です。
そこで今回は青島神社の神様やおすすめパワースポットやアクセスや駐車場、周辺のお勧めスポットもリサーチしました!
神様は?
青島神社の神様(御祭神)ですが、三神います。
それぞれを解説します。
「彦火火出見命」(ヒコホホデミノミコト)
「彦火火出見命」は初代天皇・神武天皇の祖父にあたる神様です。
高千穂神社の御祭神である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)と木花開耶姫命(このはなさくやひめ)の子供として生まれたのが彦火火出見命です。
日本神話の「海幸彦・山幸彦」の山幸彦にあたります。
山幸彦は兄である海幸彦の釣り針を無くしてしまいます。
その釣り針を探しているうち海の神様であるワタツミの宮殿を訪ねることになります。
そこで出会ったのが海の神様の娘・トヨタマヒメだったのです。
二人はたちまち恋に落ち、結婚しました。
海の神様の宮殿に暮して3年、なくした釣り針も見つかります。
山幸彦は故郷に帰ることにしました。
山幸彦が帰り着いたのが宮崎市の青島といわれています。
「豊玉姫命」(トヨタマヒメ)
トヨタマヒメは山幸彦が陸へ戻った後、山幸彦の子供を宿して訪ねてきます。
トヨタマヒメは山幸彦に「鳥の鵜の羽で作った、小さな産屋を建てて欲しい」とお願いします。
「絶対に子供を生む姿を見ないで」と山幸彦は言われますが、つい覗いてしまいます。
産屋の中には一匹の大きなサメがおり、トヨタマヒメの正体がバレてしまいます。
正体を知られたトヨタマヒメは海に帰ることになりましたが、生まれたばかりの息子「鵜茅草葺不合(ウガヤフキアエズ)」が気になってしまいます。
そこでトヨタマヒメは自分のお乳を与えようと乳房を引きちぎり、産屋につけました。
宮崎市にある「鵜戸神宮」はトヨタマヒメが出産したとされる場所で、安産や子育てに大変ご利益があると言われています。
鵜戸神宮本殿近くには、「お乳岩」と呼ばれる岩も存在しています。
「塩筒大神」(シオヅツノオオカミ)
塩筒大神は、山幸彦が兄から借りた釣り針を探して途方にくれていた時に現れます。
「船に乗って潮の流れに乗って海の神様の神殿に行け、そうすればトヨタマのヒメが助けてくれるだろう」と助言したとされています。
塩筒大神は、航海や海の神様として、海辺に現れ知恵を授ける神として祀られています。
青島神社はこの三神の神話から、縁結びの神社として有名なのも頷けますね!
山幸彦とトヨタマヒメのラブロマンス、その二人のキューピッドともいえる塩筒大神。
この御祭神にまつわる神話を頭に入れていくと、よりご利益がありそうですね!
おすすめパワースポット
青島神社にはいくつかおすすめのパワースポットと神事があります。
中でも「恋の三神事」と呼ばれる神事は、青島神社に参拝された祭には是非行っていただきたいです!
縁結びパワーに溢れる神事と個人的パワースポットをご紹介します。
「海積の祓」(わだつみのはらい)
人型の願い符に名前と願いを書いてふっと息を吹きかけ、神門の前の御神水器(ごしんすいき)に浮かべます。
そして「玉の井」と呼ばれる井戸の龍の口から流れる水を願い符にかけます。
願いを書いた符が底の方に沈み溶けて無くなると、願いが成就するといわれているそうです。
私も息子と、家族みんなの健康と幸せを願いやってみました。
願い符が溶けた瞬間、神様が願いを聞き届けてくれたような感覚になり、幸せな気持ちになれました。
人型の符も可愛いく見た目にも楽しいですし、ぜひやってみて下さいね!
人型の符の初穂料は1枚100円です。
「彦霊紙縒」(むすびこより)
青島神社の本殿の横を通り、ビロウが生い茂る道を少し歩くとすぐに開けた場所が現れます。
そこに青島神社一パワーがみなぎるパワースポット「元宮」が鎮座します。
その元宮の脇に2本つながって立つ夫婦ビロウがあります。
そのビロウの木にカラフルなこよりを巻きつけます。
想いを馳せる相手の事を思いながら、願いを叶えます。
巻きつけるこよりの色は5種類あります。
ピンクは良縁・夫婦円満
紫は心身健全
緑は生業成就
黄色は商売繁盛、
白はその他の心願成就だそうです。
私もこよりを巻きつけました。
公私ともに縁が大事ですので、色はもちろん良縁・夫婦円満のピンクです!
夫婦ビロウに巻きつけられた色で圧倒的に多いのがやはりピンクでしたね。
次いで黄色といった順番でした。
紙縒の初穂料は1本200円です
「天の平瓮投げ」(あめのひらかなげ)
平瓮とは古代に用いられた薄い土器のことです。
こちらは元宮の後方に位置する、神の御座所・磐境にある投瓮所(とうかしょ)で行います。
そこで天の平瓮を手に取り、二礼して願い事を小声でつぶやきながら投げ入れます。
平瓮が磐境に入れば願い事が叶い、平瓮が割れれば開運厄除になると言われています。
天の平瓮は1枚200円です。
うちの息子も喜んで投げていました。
見事に足元に落ちてました。(笑)
青島神社元宮
先ほどご紹介した神事もこの元宮の近くで行われますが、実はこの元宮こそが青島の真のパワースポットです。
間違いなく、私の一番のおすすめスポットです!
場所は青島神社本殿を参拝し、すぐ右手に入口があります。
鳥居と熱帯樹林に囲まれた、まるでジャングルのような雰囲気の参道を通り抜けると、元宮にたどり着きます。
その空間だけぽっと穴が空いたかのような、不思議な感覚にみまわれます。
元宮はその中にあっても凛とした威厳を保ち、参拝客に良縁のパワーを与えてくれます。
御祭神であり夫婦神でもある「彦火火出見命(ヒコホホデミノミコト)」と「豊玉姫命(トヨタマヒメ)」がそこにいるかのような、そんな感覚になることが出来ます。
昔、青島神社はもとより青島全島が禁足地でした。
しかしその事を憂いた江戸時代の当宮司・長友肥後が藩主に解禁を申し出たそうです。
結果、今のように誰でも参拝出来るような場所になったと伝えられています。
そんな青島のほぼ真ん中に位置するこの元宮こそ、まさに青島の真のパワースポットと言えるでしょう。
この元宮に手を合わせ、御祭神である三神と心を通わせる。
それだけで、体の中に神聖なパワーが満ち溢れてくる感覚を実感することが出来ると思います。
青島神社に訪れた際には、こちらの青島神社元宮もご参拝されることを是非おすすめします!
アクセスは?
青島神社へのアクセスですが、JR日豊本線青島駅からは徒歩で15分ほどです。
駅からは少し距離がありますが、青島へ続く道もとっても魅力的なので楽しみながら散策してみて下さい。
公共交通機関ではバスがオススメです。
JR宮崎駅から『青島・日南・油津』方面のバスに乗り、片道約40~50分ほどです。
『青島』のバス停で降りたら、近くに歩道橋があります。
そこから青島神社の参道へと続く道が海の方に向かって伸びてますので、そちらに向かって歩いて下さい。
車では高速宮崎インターから、国道220号を日南方面へ向かって下さい。
約15分ほどの距離です。
駐車場は後述します。
便利な乗り物トゥクトゥク
青島海水浴場付近から青島神社までは、浅瀬にかかる弥生橋という橋を渡って青島に渡ります。
そこまで距離はないのですが、風が強い日や日差しが強い時はちょっと遠く感じます。(笑)
そこで体力が心配な方や、観光気分をより味わいたい方は、トゥクトゥクに乗ることをオススメします。
トゥクトゥクとは、東南アジアなどで有名な三輪タクシーです。
青島海水浴場付近と青島神社前を常に2台ほどが往復しており、タイミングが良ければすぐ乗れます。
その場にいなくても10分ほどで戻ってきますので、そんなに待ち時間はないかと思います。
ルートも青島神社に真っ直ぐではなく周辺を回遊しながら行ってくれます。
熱帯樹林の中を抜け、青島の海風を感じながら軽いドライブが出来ます。
夏は特に涼も感じられて気持ちいいのでオススメです。
料金はトゥクトゥクに料金箱が付いています。
お気持ちの値段を入れて下さい、と書いてありますので、みなさんそれぞれのようです。
私は毎回1,000円を投入しています。
青島に来たら是非乗ってみて下さい。
駐車場は?
青島神社の駐車場ですが、青島及び青島神社へは車の乗り入れは出来ません。
有料と無料の駐車場をご紹介します。
有料駐車場
青島参道付近入口には土日祝になると『P』と書かれた看板を持ったおじさまたちが沢山立っています。
大抵が料金約500円で、お土産を買うと安くなる、という割引をされてるところも多いようです。
参道口付近にはこのような沿道店舗や民間の有料駐車場が多数存在します。
青島近くに停めれますし、週末などは後述する無料駐車場も停めれないことがありますので、有料に停めて、青島周辺をじっくり観光するのもオススメです。
また夏期限定で有料の臨時駐車場も参道付近に設置されているようです。
こちらも料金は500円となります。
無料駐車場
無料駐車場も周辺にあります。ただ、週末や祝日、夏休みシーズンなどは停めれないこともあるかと思います。
計画的に、早めに出かけられることをオススメします。
①ANAホリデーインリゾート宮崎横の公園駐車場
宮崎市内から向かうと、青島よりも少し手前に位置するANAホリデーインリゾート宮崎の横に無料駐車場があります。
こちらは青島海岸がすぐそこで、サーファーの方達がよく利用する駐車場です。
青島へは、海岸沿いを散歩がてら歩いていくととても気持ち良いです。
ただこちらはサーファーの方達が朝早くから停めてることが多いこともあり、常に満車に近い状態でもあります。
入庫する前によく状況確認してから停めてくださいね。
②青島参道南広場駐車場
青島参道付近を少し南に進んだところにある無料駐車場です。
整備されていて綺麗で、トイレなども近くにあり便利です。
利用時間が夕方5時までになってますので気をつけてください。
③青島駅前駐車場・青島駅西側駐車場
それぞれ、青島駅前と西側に位置しています。
どちらも駐車可能な時間が17時までになってますので気をつけてくださいね。
少し距離はありますが、駐車台数に余裕がありますのでどうしても無料で停めたい時は、最初からこちらに停めると良いかもしれません。
宮交ボタニックガーデンなどを観光して青島に行くもよし、海岸沿いを散歩するもよし、のルートです。
④青島漁港横の駐車スペース
②を抜けてしばらく南に進むと左手にセブンイレブンが見えてきます。
そこを左折し奥へ進むと、右手に青島漁港があります。
そこの左手に駐車できるスペースがあります。
間違っても青島漁港や、漁港のレストラン駐車場に勝手に停めないようにしてくださいね。
ここは地元の方などが停めている穴場スポットのようです。
ただしここは白線などはありません。
自己責任で停めてくださいね。
海岸沿いをゆっくり歩きながら青島に向かうコースです。
青島神社周辺おすすめスポット
青島神社周辺には、オススメスポットが多数存在しますので、少しだけご紹介しておきます。
青島海水浴場
青島へ渡る手前に広がる海水浴場です。
サーフィン・ヨットなどのマリンスポーツの基地でもあります。
近年は後述するAOSHIMA BEACH PARK も出来、夏は多くの海水浴客と観光客で賑わっています。
約14万人が利用する宮崎を代表する海水浴場の1つです。
AOSHIMA BEACH PARK
青島海水浴場内にある、2017年でオープン3年目となるオシャレな海の家、青島ビーチパークです。
「海を感じられる以後ごちの良い空間」をコンセプトに、フードショップやセレクトショップ、東京などの人気店が出店するコンテナショップが立ち並んでいます。
2017年度は営業期間を10月まで延長し、約半年間の長い期間海を楽しめる空間となっています。
来場者数は2016年度には14万人ほどに達し、海水浴客も開始前の3倍の23万人まで増えたそうです。
海を眺めながら、のんびり南国リゾートのような空間で、美味しいフードやドリンクを楽しんで過ごせます。
是非、青島神社参拝と同時に立ち寄ってもらいたい場所です!
営業時間は以下の通りです。
【7月】無休
月〜木 10時~19時
金 10時~21時
土日祝 10時~22時
【8月】無休
月〜金 10時~21時
土日祝 10時~22時
9、10月の営業時間はまだ明らかにされてません。
各店舗、または天候により変更の可能性があるので、チェックしてから行ってくださいね。
宮交ボタニックガーデン青島
青島へ向かう参道を海の方に向かって歩いて行くと、左手に「宮交ボタニックガーデン青島」への入口が見えます。
こちらに入って公園内を歩いて行くと、大きな植物園の建物が出てきます。
この植物園は「県立青島亜熱帯植物園」として親しまれていましたが、2016年3月にリニューアルされました。
植物園外苑には17種類にも及ぶヤシ科の植物が植栽されています。
また温室内では様々な熱帯花木や熱帯果樹を見ることができます。
また、夏季は火曜日以外は開園時間を21時までとし、ライトアップもされており、幻想的な光景が広がっています。
ナイトカフェなどもオープンしているようです。
こちらも是非行ってみてください。
珍しい植物が沢山みれますよ。
なお、入館料は無料です。
神秘の島青島と、青島神社、パワースポットを堪能しながら、是非青島周辺もじっくり観光されることをオススメします!
ハジメテトピックスは、これからも全力で青島神社と、盛り上がりを見せる青島を応援して行きます!
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